メカニカルな時代

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近年、人の耳目も集めるもののかなりの割合が、
smart という言葉のつく先進的なものになっている。

ま、スマートフォンのようなIT機器に代表されるものだよね。

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スマートフォンなんかは、30年前の世界だったら想像もつかなかった。

キーボードとマウスで操作するPCは、
もはやIT機器の操作系として古典的になり、
車で言えば、点火時期の調整が手動だったT型フォードに
喩えられるくらいかもしれない。

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smart という概念の理解はいろいろあるんだろうけど、
情報量が極端に多くて演算が早いとか、
無線でワイヤレスとか、ネットワーク化が凄いとかいうことと別に、
メカニカルな要素を排しているということが
ひとつのポイントだろうと思う。

そこが、好みの分かれる点でもある。

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メカニカルなのか、スマートなのか、
その中間のものもあるとはいえ、
自転車道楽も今そういうセグメントの影響を受けつつあるかもしれない。

金属である鋼のパイプを使ってフレームを作り、
操作系の大半が可視的な旧いタイプの自転車は
誰が考えてもメカニカルだ。

カーボンで自由に成形し、解析したデータに基づいて
フレームの応力配分を調整できる今日びのロードフレームは、
どちらかというとスマート的な気がする。

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紙の地図はメカニカル的だし、
ガーミンのようなGPSやスマホで見る地図はもちろんスマート的だ。

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内燃機関で走るマニュアルの車はメカニカルで、
ネットや道路情報とリンクしているエレクトリックカーはスマートだ。

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銀塩写真システムとデジタルフォトシステムも同じ関係だ。

紙の本と電子書籍もそれに似ていよう。

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だからこれはもしかしたら、
文明の衝突かもしれないのだ。

私は旧いタイプの自転車を愛好しているがために、
メカニカル側に立った発言をするだろうと思われて当然だが、
別にメカニカルなもののすべてが良いと思っているわけではない。

スマート側の良いところは、
全体としてコストが抑えられる傾向が強いため、
資本力のない場合でも、世界に対する影響を与えることがしやすい。

その分、リスクも大きくなる。

ツイッターで一時のことだと思って悪ふざけをしたら、
住むところまで変えなければならなくなったというようなことは
日々起こっており、それでもまだやめない人々もいる。

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メカニカルなこととスマートなことの両立があるとすれば、
それが果たしてどういうことになるのか、
私にはまだよくわからない。

ランドナーにガーミンを付ければそうなるって
いうような単純なことじゃないと思うし(^ ^)。

でも、ランドナーに代わるような新しいタイプの自転車を
クラウドファンディングで生産してみるってことだったら、
そっちのほうがずっと両立的なことのような気がする。

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ナマステ。ピース。










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