旅に特化した乗り物

旅に特化した乗り物は、
まあだいたい、見りゃわかる。

四輪車の場合、いちばんそれが
はっきりしているのは、車内で泊まれる車、
つまりはキャンピングカーである。

ふつうの乗用車も、
ツーリングカーと言われることもあるけれど、
これはどっちかというとレースシーンで使われる用語のようで、
要するに公道でふつうに運用できる車だということであろう。

乗用車の中でも、ステーションワゴン等は
かなり旅に近付いているし、
ワンボックスなどで車中泊仕様にしている車は、
ほとんどキャンピングカーと同等である。

もちろん上記は軽自動車にも言えることであり、
ケッパコなどは空間効率を相当に高めているから、
下手な普通乗用車よりも、旅に向いている面がある。

     ●

もっとも四輪車の場合は、
「遠くまで楽に早く安全に行ける」という意味で
ツーリングを意識している面もあり、
いわゆる GT=グランツーリスモ はそういう範疇である。

その代わり、遠くまで行ったら宿に泊まらねばならぬ。

     ●

自転車はさすがにその乗り物自体に
宿泊就寝機能はないので(^ ^)、
泊まる場所は別に確保しなければならない。

したがって、旅に特化した機能は以下のようなものである。
もちろんこれは私の個人的な見方である。

①旅に必要な荷物を運べること。
②天候の変化や状況の変化にある程度対応できること。
③自己補修機能を持つこと(冗長性があるということ)。
④長距離や長時間走るに足る快適性や居住性があること。
⑤地形や路面の変化を前提とした機能性、操縦性を持っていること。
⑥荷物の積載や乗員の疲労によって操縦性が著しく損なわれないこと。
⑦「旅をしている」ことがわかるような外見をしていること。
⑧「旅をしたくなるような」オーラを放っていること。

①から⑥までは、
多くの人が同意してくださるだろうし、
今までも考えたことがあったけど、
⑦⑧も必要なんじゃないかとさきほどふと思ったのだ。

     ●

やや乱暴な言い方をすると、
ランドナーやツーリスモは四輪車で言うところの
ステーションワゴンのようなものだろう。

自転車のキャンピングは四輪車のワンボックスのようなもので、
テントを持つくらいの積載力はあるが、
キャンピングカーのようにそこに宿泊はできない(^ ^)。

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ロードバイクは、上記のようなたとえ話では、
普通乗用車の範疇の中に入れるのはちょっと難しいだろう。

オープンホイールでフェンダーに類するものがなく、
ライトなどの保安部品もオリジナルでは付いていないわけだから、
四輪車で言えばスーパーセブンよりももっとスパルタンなのである。

セブンだってフェンダーはあるんだからさ。

     ●

ロードバイクで軽快にサクサク走るのを
否定するつもりはないけれど、
私や私の仲間がいまだにランドナーにこだわり続けている理由は、
われわれの目的にはこっちのほうが使いやすいからなのだ。

そしてそれ以上に、
ひと目見ただけで「これは旅の乗り物だ」というのがわかる。

もちろんそれには、
本人が「旅」について持っているイメージの作用も大きい。

     ●

モーターサイクルでは、
スクランブラーという車種が近年見直されているのに、
自転車の世界ではランドナーの復権も限定的だった。

むしろモーターサイクルの世界のほうが、
現在では「旅」に対する理解があると考えたほうが
自然なのかもしれない。

     ●

ナマステ。ピース。







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